マンションを売りたいときに行う査定の基礎

投稿者: | 2017年9月13日


マンションを売りたいと考えたときに必ず通ることになるのが査定を受けるというプロセスです。マンションの査定とは一体どのようなものなのでしょうか。その基礎を知っていると売却に向けて手続きをスムーズに進められます。

査定を受けるときに簡単なオンラインサービス

査定を受けたいというときに誰もが簡単に利用できるサービスとしてオンライン査定サイトがあります。インターネットへの接続環境があれば無料でいつでも利用できるサービスです。マンションの情報を入力すると、その査定価格を不動産会社から連絡してもらえる仕組みになっています。必要なのはマンションの住所や築年数、間取りや床面積などの基本情報と、自分の住んでいる住所などの連絡先情報だけであり、マンションを購入したときに手に入れた書類があれば基本的には埋めることが可能です。オンラインサイトにもいくつかの種類があって手入力をしなくても中古マンションを検索して選ぶだけでほとんどの情報を埋められるサイトもあります。また、一括査定サイトを利用すると一度の入力だけで複数の不動産会社から査定を受けることが可能です。ここで行われる机上査定はあくまでマンションの基本情報から算出されるものなので、大まかな売却価格を知るのに役立つ方法となっています。

自宅用のマンションの査定方法は二種類

自宅用に使ってきたマンションの机上査定を受けた場合には大別すると二種類の方法で査定が行われています。最もよく用いられているのが取引事例比較法です。過去の取引情報に基いて算出を行う方法であり、売ろうとしているマンションが過去に売買された実績がある場合にはいつどの程度の価格で取引が行われたかを原点にして、そのエリアでの相場の変化や物価の変動などを加味して現在の実勢価格として適切な価格を算出しています。取引実績がない場合には同じような条件が揃っているマンションの取引について事例を比較して求めることもあり、両者を加味して算出している業者も少なくありません。もう一つの方法が原価法であり、現在の技術でその物件を建築した場合にいくらかかるかという考え方で計算されます。材料費などに加えて減価償却も考慮してどの程度の金額が適正かを判断しますが、マンションの場合には集合住宅という影響があって一部屋の価値を判断するのにはあまり向いていません。その点でよく用いられているのが取引事例比較法です。

二種類の査定方法の注意点

マンション査定を受けたときには二種類の方法のどちらが用いられているかを確認し、それぞれの算出方法における注意点を把握しておくことが肝心です。通常はマンション査定の場合には取引事例比較法の方が信頼性がありますが、マンションによってはあまり信頼できる査定結果が得られない場合もあります。最新の取引事例があまりに古い場合には実勢価格がどの程度かを判断するのが難しくなりやすく、取引事例が少ないと外挿をするのも困難になりがちです。そもそも取引事例が存在していない場合には他の物件を参考にするしかないので信頼性が低くなります。このような場合には原価法の方が信頼できる査定価格を出せる場合が多いので、取引事例比較法が万能という考えを持たないことが大切です。取引事例そのものが信頼できない場合もあり、安く買い叩かれたケースや高額でも買いたいと言う人がいたケースも含まれている可能性があるのも注意が必要になります。取引事例が多くないとその吟味をするのが難しいので、取引事例比較法は事例数があってこその評価方法です。

信頼できるのは訪問査定

簡易査定はあくまで概算なので売却の際には最終的には訪問査定を受けることが必要になります。訪問査定は実際にマンションを見て日当たりの良さや風通しの良さ、老朽化の程度なども考慮して査定を行う方法です。マンション売却について不動産会社に相談するとほぼ確実に行われる手続きですが、個々にいくつもの不動産会社に依頼することもできます。簡易査定の結果から信頼できると判断できた不動産会社に訪問査定も依頼するようにするのが賢明な判断方法です。適切な簡易査定の種類を選んでいることや、その価格が相場に合っていることを基準として信頼できるかどうかを見極めると良いでしょう。訪問査定は簡易査定に比べると時間も労力もかかるのでいくつかの不動産会社に絞り込んで比較することが大切です。二社から四社程度を目安と考えておくのが妥当とされています。

簡易査定から訪問査定を経て売却へ

マンションの売却を考え始めたときにはうまく査定を駆使できるようにすることが大切です。簡便に行える簡易査定をオンラインサービスとして利用し、多くの業者から査定価格を出してもらうのが最初の一手になります。その結果を受けて訪問査定を受ける業者を決めて、訪問査定の結果から売却するかどうかを判断するのが賢明です。簡易査定の結果はどの種類の査定を行ったかに依存しやすいので、自分の売りたいマンションの査定方法として適切なものを選んでいるかを確認することも重要になります。その選び方を間違っている業者に訪問査定を依頼しないように気をつけましょう。